犬吠埼に行ってみた

僕の趣味は一人旅なのですが*1、この前の大阪旅行のように長期に渡る旅行にはなかなか行けません。そこで、休日になると時々、近場に一人で出かけます。休日の日帰り小旅行は、数少ない僕の趣味の一つです。

昨日は、銚子に行ってきました。

浜松町から高速バスで犬吠埼まで。このバス、高速を走っている時間と一般道を走っている時間がほぼ同じ。大きなバスが、狭い一般道を縫うようにして走ります。途中、広々とした田園地帯を通りました。関東にもこういう風景があるんですね。実家を少し思い出しました。(もっとも、僕の地元のほうが圧倒的に田舎ですけどね)。

犬吠埼に到着後、犬吠埼灯台を目指します。今回の小旅行の唯一の目的地。僕は旅行前にあまり計画を立てません。面白そうなものを現地で探す、これも旅行の楽しみの一つだと思っているので*2。案の定、少し道に迷いましたが、何とか灯台に到着。

入場料150円(リーズナブル!)を払って灯台の中へ。99段の螺旋階段を上ると、灯台の上部に到着しました。

もともと、観光用として作られていないので、展望台部分は結構狭くて怖い。でも、眺めはよかったです。これで晴れていればなぁ・・・。

灯台見学の後は、灯台の脇に隣接されている資料館を見学。灯台のレンズや、航海の安全を守るためのさまざまな設備の紹介、銚子の歴史など、いろいろな展示がしてありました。そんなに大規模なものではないのですが、150円なら納得の内容。こんな書き方すると誉めていないみたいですが、コンパクトにまとめられていて結構よかったですよ、本当。

その後、近くの食堂で昼食。寿司セットを頼みました。お寿司のネタはさすが漁師町!、といった感じ。おいしかったです。でもあら汁はちょっと上品に作りすぎている気がしました。漁師さんの鍋みたいに、その辺で獲れたいろんな魚をデタラメにぶち込んで味噌で味付けました!、みたいな奴のほうが僕の好み*3。まあ、この辺は好みの問題ですかね。

一通り犬吠埼を眺めた後、銚子電鉄に乗って銚子駅まで。ホームで電車を待っていると、レトロな感じの一両編成の電車がコトコト走ってきました。結構かわいい。本当に「コトコト」って感じで走っているんですよ。

で、実際乗ってみると、何で「コトコト」かわいく走っているのか、理由が判明。結構揺れるね、この電車。車輌のせいなのかなんなのかよく分かりませんが、普段乗る電車とはちょっと違う、微妙な揺れ方。で、その揺れている車輌をを外から見ると「コトコト」かわいく走っているように見えるんですね。でも悪い感じはしなかったですよ。硬券の切符も含めて、鉄道全体にレトロな雰囲気が漂っていて*4よかったです。

銚子駅に着くと、東京行きの特急しおさい号が止まっていました。帰りもバスの予定だったのですが、駅で料金を確認すると、高速バスより1000円高いだけだったので、そのまま列車で帰ることにしました。

普段見慣れない車窓を楽しもう・・・、と思っていたのですが、疲れが出たのか東京まで爆睡。短い旅は終わりを告げました。

天気が悪かったのは少し残念でした。今度はもっと天気のいいときに行きたいですね。また、もう少し色々な所を回ってきてもよかったかな。

いずれにせよ、また一つ、好きな土地を見つけることが出来ました。

*1:大人数で旅行に行くと、いろいろ気を使ってわずらわしいので、一人で行く旅行が好きです。(どんなに親しい友人でも、気を使ってしまい行きたいところに行けなかったりするんですよ、僕の場合)

*2:もちろん、こんな旅行の仕方ですから、重要な観光スポットを見落とすこともしばしば。でも、それで「あぁ、今度行ったときには絶対に其処に行ってやる」って感じで、楽しみが後に残りますから、それはそれでいいと思ってます。また、旅先で失敗(電車2時間待ちとか、道に迷って自分がどこに居るのかまったく分からなくなったり)して、「どうしよう・・・、参ったな・・・」って苦笑いしながら呆然と立ち尽くすのも結構好きだったりします(変人?)。

*3:実家で、地引網を引いて、獲れた魚を全部鍋に放り込んで味噌仕立てで食べる、というのをやったことがあるんですが、おいしかったです。

*4:そうかと思うと、駅舎は南国風の建物で綺麗だったりします。結構面白い電車でした。