まあ、予想通り?

結局楽天に決まったそうで。

【プロ野球】新球団「楽天イーグルス」誕生!オーナー会議で承認 (サンスポ.com)

結局、財務力が焦点になったようです。まぁ、ほぼ赤字確定の事業をこれから展開していくわけですから、ある程度の財務力は必要でしょう。この辺神経質に成るのは、かつて1年で球団経営から手を引いた企業があったことに対する反省に基づくものなので、仕方ないといえば仕方ないのかもしれません。

それにしても、後から手を挙げ、しかもライブドアと競合する形で仙台をホームとする計画を打ち立てた楽天が勝ってしまったことについては、不快感を感じる人も多いかもしれません。経営的には妥当な判断であっても、それがファンに理解されるかどうかというのはまた別問題ですからね。ちょっとマイナスイメージがついた状態でのスタートとなるかもしれません。なんだかいろいろうわさも立っているみたいですし。

ま、これで来年度もセリーグ6球団、パリーグ6球団と従来どおりの構成になったわけです。今年一年間、さまざまな騒動・論争を巻き起こしたプロ野球ですが、結局のところほとんど何も変わることなく、05年度のシーズンを迎えることになりました。パリーグ各球団の赤字がひどく球団経営が成り立たないという事実が、今回の騒動のそもそもの原因だったはずなのですが、その根本的な問題について、結局何の解決策も示されることはありませんでした。

この一年間の騒動ってなんだったんでしょうか。問題の軸がどんどん変な方向へずれていき、本来考えなければならなかったはずの問題がどこかへ置き去りになってしまったような印象を受けます。

まあ、これでプロ野球界も少し落ち着くでしょうから、もう一度じっくりと多角的に考えてみるべきでしょうね。