ビンディング・ペダルで初走行!そしてコケる

本年度の授業は本日で一応打ち止め。2月中旬から補講が始まりますが、それまではしばらく授業準備とも、長距離通勤ともおさらばです。

さて、今日は仕事が早く終わったので、自転車に乗って近所を走ることにしました。今日のテーマは、ビンディング・ペダルの使い方の練習。

現在、ほとんどすべてのロードレーサーには、ビンディング・ペダルが装着されています。このペダル、普通の自転車のペダルとは異なり、靴とペダルがスキーのビンディングのようにカチッと固定されるようになっています。変なシステムだと思われるかもしれませんが、実はこのほうが走りやすいそうです。

しかし、ペダルと足が固定されるというのは危険なことでもあります。止まるときやバランスを崩したとき、普通足を地面に着いて立つわけですが、このとき、ペダルが足から離れなければ足をつくことが出来ず、自転車ごとバッタリ倒れてしまうわけですね(これを立ちゴケというそうです・・・)。

ですから、このペダルの扱いに慣れないと危なくて街を走れないわけです。実は、今まで自転車に乗れない日も、このペダルの扱いの練習だけはやっていました。自宅アパートの玄関前の廊下で、壁に手を着きながらペダルの脱着の練習をするわけです。向かいのアパートの住民の方が、怪訝そうな顔でこちらを見ています・・・。まぁ、事情が分からなければ、自宅の前で壁に手をつきながら自転車にまたがり、ガチャガチャ変な音を立てつつ足をペダルに乗せたり離したりを繰り返す30男は不気味な存在でしょう。警察に通報されないだけ良かったかも。

こんな練習の成果もあり、何とかペダルをすばやく外す事は出来るようになったので、今日はビンディング・ペダルを使用しての初の街乗りをすることにしたわけです*1

最初はおっかなびっくり走り出します。初めて本格的に使用した感想は・・・、う〜ん、よく分からない。確かに足を引き上げるときも力を掛けることができるので楽になっていると思うんですが、なんか実感がないですねぇ。まあ、ロードレーサーの軽さとか速さに驚いている段階なので、ペダルがどうこういう余裕がないのかもしれません。

しばらく走っていると、だんだん恐怖感もなくなってきました。そうなってくると、調子に乗ってしまうのが僕の悪いところ。少し飛ばしてみたくなってしまいました。ちょっと本気で走ってみます。すると。

なんか、原付のバイクとスピードほとんど変わらないんですけど。何キロ出てるんだろう?30キロくらい?大通りを走る車が遅く感じる位のスピード。今まで経験したことのない世界です。いやあ、これは楽しい!

などと調子に乗っていると、前を走っている車がブレーキをかけて左側によってきました。どうも、縦列駐車をしたいみたいです。「あ、ブレーキかけなくちゃ」と思ってブレーキをかけたのですが、ブレーキの扱いも今ひとつ慣れていないため、思ったような制動力をかけられませんでした。あわてて急ブレーキ。バランスを崩してしまいました。

ペダルをはずさないと!

幸い、左足のペダルを瞬間的にはずすことが出来ました。アパートの玄関前で地道な練習をした成果が出た瞬間です!やったぁ、立ちゴケしなかった、と思いながら左足を地面に着こうとすると。

ずるっ。

足が滑ってそのままバッタリこけてしまいました。ビンディング・ペダルを使うときのシューズは専用のシューズで、足の裏にプラスチックのパーツがついていたりするので、滑りやすいんですねぇ。スニーカーをはいているときと同じような気分で足を伸ばしたのですが、思いっきり滑ってしまいました。

いや、みっともない。っていうか、危なかったですね。後ろから車が来ていなくて良かった。しかし、これもやっぱり立ちゴケになるんでしょうか。いずれにせよ、調子に乗ると危ないですね。

やっぱり、車の多い一般道は走りづらいです。早く、荒川に行きたいなぁ。

*1:納車のときは、普通のスニーカーで乗って帰ってきました