しっかりしろ

これはお粗末。

18日、福島県相馬市の市立中村第一中学校(堀川利夫校長)の校庭で、陸上自衛隊東北方面航空隊(仙台市)の中型ヘリコプター4機が着陸地点を間違え、計7回にわたって離着陸訓練を繰り返した。約700メートル離れた公園グラウンドで行うはずだったが、操縦士に渡された地図が間違っていたという。

うっかりミスといえばうっかりミスですが、正直これは許されるレベルの問題ではないですね。あ、いや、自衛隊の活動が一般市民の活動に迷惑をかけて許せない!とかそういうことを言いたいわけではないです。まあ、中学校の授業妨害もそれはそれで問題なんですが、もっと重要な問題があると思います。

正直、今回の事件は国を守るべき自衛隊として、その防衛能力を疑われかねないミスです。だからこそ、僕はこの事故が許されるレベルの問題ではないと言いたいのです。

当然、この訓練は演習の一環として行っているわけです。ですから、日本が侵略を受けた際に国土を防衛できるよう隊員を訓練するのが本来の目的であるはずです。災害救助訓練だったのかもしれませんが、それにしたって国民の生命がかかっていることに違いはありません。自衛隊は常に緊急事態に対応するための訓練をしているはずです。

それが、地図の指示を間違えた?!それ、もし実戦や災害救助の場面だったらどうするつもりだったんですか?

僕は自衛隊の活動の意義を認めていますし、いろいろな雑音の中で日々黙々と努力なさっている隊員の方も尊敬しております。正直、自衛隊には期待しているんです。それなのに、こんな弛んだことをされるとがっかりします。ですから今回の事件に対しては、期待と激励の意味を込めてこう言わせていただきます。

「しっかりしろ!」