さよならドコモPHS

ついにこの日がやってきたか・・・。

NTTドコモは17日、国内2位の簡易型携帯電話PHS)事業から撤退する方針を明らかにした。4月にも新規受け付けを終了する見通し。PHSは95年にサービスが始まり、低料金で音質もよいとして人気を集めたが、携帯電話で値下げ競争が進むにつれ利用者が減少。すでに電力系のアステルグループは各地で撤退や事業譲渡が相次いでおり、ドコモも04年3月期は355億円の営業赤字を計上した。

僕は、約7年前に初めて携帯電話(ピッチですが)を購入したときからずっとドコモのPHSを使っていました。みんなから「ダサい」とか「マイナーだねぇ」とか蔑まれながらも、ずっと使い続けていたんです。

記事にもありますが、PHSって案外優れた点が多かったんですよ。音質もいいですし、何より安かった。さらに、データ通信も、携帯電話が次世代携帯に移行するまではPHSのほうが早かったんです。正直なところ、何故PHSが普及しないのか、僕には理解できなかったです。

しかし、一般にはPHSの利点よりも欠点のほうが目立ってしまったようです。PHSの欠点は、とにかく切れやすいこと。電波が弱いので、すぐ圏外になっちゃうんですよね。基本的に屋内(特にコンクリ建築)で通話できませんし、ちょっと移動しただけで圏外になっちゃったりします。また、市街地以外の場所では使えません。PHSって、基本的に都会向けのシステムなんですよね。地方(農村部とか山間部)に行くとまったく使えなくなります。こういったエリアの狭さも普及しなかった原因だと思います。(ちなみにH"はこの辺割と頑張って改善しているみたいです。使ったことないので分かりませんが)。

まあ、加入者が増えない上に赤字続きでは撤退もやむなしといったところですね。現在の利用者は引き続き使えるそうですが、新規加入が停止されることが決定された以上、もうドコモPHSの新機種は発売されないでしょう。つまり、今の利用者は、今自分が使っている機種を今後ずっと使い続けなければならなくなってしまったわけです。僕の場合、今使っている機種に特に不満はないのですが、かといって今後ずっとこれを使い続けるのはつらいです。だって、カメラもついていないんですよ。やっぱり、カメラつきの携帯欲しいじゃないですか。

よって、ドコモPHSとお別れすることにしました。PHSが好きで、ずっと使い続けてきた僕としては、PHSを手放すのは結構つらいです。しかし、もう先のないサービスを利用し続けても・・・。

さようなら、ドコモPHS