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バンド「漁港」マグロ解体スポーツニッポン

漁業の発展を願う異色の3人組バンド「漁港」が11月3日にデビュー曲「鮪」を発売することになり、28日夜、東京・渋谷のライブハウスで、記念公演を行った。東京近郊の魚市場で働いているという森田釣竿(年齢非公表)らは「鰹」「鮭」などのオリジナル曲を披露。最後の「鮪〜スペースコロニー脳天頬肉」では、ステージ上でマグロの頭を解体するパフォーマンスを披露。森田は「今後は日本全国の港、そして世界の港を回りたい」と意気込みを語っていた。

記事のタイトルを見たときは、また変な色物バンドがくだらないことやってるなぁ、って思ったんですよ。

でも、記事を読んでみると、どうもそうじゃないみたい。メンバーの一人は本当に魚市場で働いている人らしく、マグロの頭の解体も恐らく「プロの技」を見せつける、素晴らしいものだったんでしょう。

漁港のイメージというと、貿易港などと比べて規模が小さいせいか、何だか「寂れた」「物悲しい」イメージが真っ先に浮かんできます。これはおそらく演歌のせい*1だと思うのですが、よく考えて見ると、別に寂れているわけでも、物悲しいわけでもないんですよね。そもそも、港町の人って割と活気があって、豪快な人が多いわけですし。

もちろん、今の日本の漁業が明るい、というわけではないんですがね。漁獲高はだんだん落ちてきているみたいですし、後継者の問題も深刻です。

しかし、こういう人たちが出てきて、漁港にいいイメージがつけば、漁獲高はともかく、後継者問題の解決には一役買ってくれそうです。

しかし、曲名が「鮭」、「鰹」、「鮪〜スペースコロニー脳天頬肉」・・・。

すげえなぁ。

なお、この素敵バンド、「漁港」のオフィシャルサイトはこちら。
漁港 OFFICIAL WEB SITE
サイトも凄い。熱い。

*1:もちろん、演歌を批判する気はないのですが、一時期の演歌はネガティブなイメージを前面に押し出す傾向があまりにも強く、結果として演歌の題材になりやすいものにネガティブイメージをつける原因になってしまったことは否定できないと思います。