夢を見た
いつもの大教室。教壇に立って、授業を始めようとする。ところが。
用意していたはずの本が見つからない。慌ててかばんを探し、それでも見つからないのでいったん教室を出て、控え室に戻って本を探すがやはり見つからない。仕方なく教室に戻り、用意した他の資料を参考に授業を始める。
しかし、うまく説明できない。あたりまえだ。今日のテーマはあの本の内容を解説する事なのだ。本がないのに解説できるわけがない。説明が混乱していることが、自分でもわかる。学生の反応も最悪だ。意味不明な説明をしている教師に不信感を募らせている。「ふざけんじゃねーよ」とはっきりと声に出し僕を非難する学生すらいる。
この授業、大失敗だ。冷や汗が噴出してくる。最悪の授業を行っているという罪悪感から、学生の顔を直視できない。資料を見つめながら授業をする。ふと、顔を上げると。
大教室は、空になっていた。最後尾で帰り支度をしている、たった一人の学生を除いて。授業を始めたとき、100人は居たはずなのに。
もちろん、まだ授業は終わっていない。
僕は、帰ろうとするその一人の学生に声をかける。「みんな帰っちゃったんですか?」。
学生は、不愉快そうな顔を僕に向け、こう答えた。「そうだよ。・・・。アンタ、なにいってんだか分けわかんねーんだよ!」。
ってとこで、今日は目がさめたわけです。もう、最低の寝起きでしたねぇ。汗びっしょりかいていましたよ。
まあ、普段僕が抱えている不安感が夢に現れたんでしょうねぇ。非常勤講師の仕事をはじめて今年で3年目になりますが、まだまだ不安は感じますね。
まあ、こんな変な夢を見ないですむように、自身満々で授業ができるようになりたいなぁ。。。