少子化に歯止めをかける

まあ、言いたい事は分かります。すごくもっともなご意見だと思うのです。

少子化の歯止めに期待 2004年版白書で提言共同通信

白書は、2005年からの5年間が、日本の人口が減少に転じる転換期に当たると同時に、「第二次ベビーブーム世代」(1971−74年生まれ)やその前後に生まれた女性が出産年齢期にあることを指摘。20代後半−30代前半の女性人口が800万−900万台を維持しているこの5年間を「出生数や出生率の回復にとって重要な時期だ」として、少子化に歯止めをかける「好機」と強調している。

つまり、僕らの世代に期待がかけられているわけですね!!確かに我々の世代は人口が多く、我々以降の世代からはどんどん人口が減っていくわけですから、ある意味最後のチャンスなのかもしれません。我々の世代が頑張って子作りに励めば、「第三次ベビーブーム」が訪れるかもしれません!

しかし。

いくら好機だと強調されても・・・。相手がいなければ、少子化に歯止めはかけられないんですよねぇ。いくら僕が「少子化に歯止めをかけ、明るい日本にしていきたい!」と一人で意気込んだところで、パートナーがいなければどうしようもないわけです。政府はもっと、パートナーがなかなか見つからない人に対する対策を考えるべきだと思うのです。そうすれば、僕にも彼女が出来て、結婚も出来て、少子化に歯止めがかかると思うのです。だから、政府及び自治体は僕に素敵な女性を紹介すべきなんです。

などと、くだらないことを考えつつ、よく記事を読んでみたら。

少子化に歯止めをかけることを期待されているのは女性なんですね。ま、野郎はいくつになっても種の供給が可能ですし、極端な話、冷凍精子で人工授精を行えば、女性が特定のパートナーを探す必要もないわけですから、もてない男性をどうこうするより、女性に「子供を生みたい」と思ってもらうことのほうが重要なわけですね。結局、キーポイントは「女性が子供を産みたい」と思える社会をどう作っていくかという事になるんじゃないでしょうか。

少子化の原因は、結婚できないもてない男性の存在ではないわけです。ですから、もてない男性に対する対策は必要ないわけです。もてない男性は、もてないまま一人でひっそりと一生を終えればいいわけです・・・。

なんか、書いていて悲しくなってきた・・・。