銭湯

相変わらず、我が家の給湯器からはお湯が出ないわけですが。修理依頼をすればいいんですけど、その前に給湯器周りを片付けないと業者を呼べないと言う我が家特有の問題が発生しているため、修理せず放置されているわけです。

いい加減寒くなってきたので冷水シャワーはきつい。ということで、最近では銭湯に行っています。徒歩10分くらいのところにある、ごく普通の銭湯です。

しかし、最近では銭湯もずいぶん変わっているようですね。僕の行っている銭湯は番台がなく、男女共用のロビーの所にあるカウンターでお金を払うシステムになっています。また、別料金でサウナも利用でき、小ぶりの健康ランドのような雰囲気になっています。以前は普通の銭湯だったようですが、最近改装したそうです。

お客さんも案外たくさん来ているようです。平日の午後6時くらいでも、男湯には10人ほどのお客さんがいます。健康ランドと違いお客の回転が速いですから、僕が想像していたよりも儲かっているんじゃないかな?これが夜9時くらいになるともっと込んでいますからねぇ。

銭湯は、石鹸やシャンプーを自分でもって行かなければいけないところが不満なんですが、400円と言う料金を考えると仕方がないのかもしれません。お風呂は通常のお風呂のほかに、薬湯やジェットバスなどもあり、バラエティに富んでいます。かつては大きな湯船が一つと洗い場があれば十分だったのかもしれませんが、ほとんどの家庭にお風呂がある現状では、これくらいしないとお客さんが来てくれないのかも知れませんねぇ。

僕の近所の銭湯は、「銭湯ならでは」のサービスをうまく展開したために何とか生き残っているんだと思います。最近銭湯に通っていると分かるんですが、銭湯に来ているお客さんって、自宅にお風呂がないから銭湯に来ているのではなく、「銭湯ならでは」のサービスを求めてやってきているんですよね。たとえばそれが「大きなお風呂」だったり、日替わりの薬湯だったり、サウナだったりするんでしょうが、いずれにせよ自宅にはない付加価値を求めてやってきているわけですよね。

結局、今の時代の銭湯は、単に清潔なお風呂を提供するだけではなく、それ以外の「銭湯ならでは」のサービスを提供していかないと生き残りは難しいと思います。うちの近所にはこの銭湯のほかに「薪で沸かしたお風呂」を売りにしている銭湯もあります。これも銭湯ならでは、でしょう。また、古い銭湯独特の高い天井の建物も、きちんと綺麗に保存すればそれも売りになるかもしれません。「レトロ感を売りにする」なんていうのもありかもしれませんね。

雑記のつもりで書いたのに、なんだか経済コラムみたいになってしまいました。ま、銭湯もたまにはいいですよ。皆さんもご近所の銭湯に行かれてみてはいかがでしょうか?