ちょっとまじめにヒステリックブルーの事件について考える

ヒステリックブルーの記事を取り上げてアクセス急増!ってことでびっくりしている私でございますが、ヒスブルを取り上げている他の方の日記を見て、少し考えることがあり、ちょっと補足のエントリを。

今回、容疑者は懲役18年の求刑を受けました。僕個人の感想として、懲役18年というと殺人罪クラスの量刑であり、かなり重い求刑を受けたなぁ、でも8人も暴行しているんじゃ同情の余地がないな、というような感想を持ちました(もちろん、僕は法律の専門家ではないので、まったくの素人考えです)。しかし。この二つの日記を見て、少し考え方を変えないといけないのかな、と考えるようになりました。

id:ultraichigo:20041227(「私とワルツと・・・」様)
id:sima-sima:20041227(「しましまな日々を」様)

お二方とも、量刑が軽すぎるとお考えのようです。おそらくお二方とも女性の方だと思うのですが(間違っていたらごめんなさい)、女性の視点からすると8人への暴行に対する罰は18年でも軽すぎるということのようです。

正直なところ、今の日本の法律では18年の求刑というのはかなり重いほうだと思います。無期懲役でも、模範囚の場合15〜20年ほどで出所できるようなので、それを考えれば18年というのは無期懲役に匹敵するような重い求刑なわけです。だから、かなり重い求刑だなぁ、と最初思ったんですね。

しかし、女性の視点からすると、違うようです。多分、婦女暴行によって女性が受ける心の傷は、男性が想像するよりももっと深いものなんでしょう。ですから、18年の量刑でも軽いというご意見が出るのだと思います。単純に、殺人クラスの求刑が出たから重い罰だなぁ、と考えていた僕はやや認識が甘かったのかもしれません。

こういうところで男女の考え方の差が出るんですね。元の記事の内容は同じなのに、捉え方が全然異なっている。こういう男女の視点の差って、面白いといえば面白いですが、怖いことであるともいえますね。